平成27年10月26日、広島なぎさ中学校・高等学校にて中学1年生を対象に「いのちの話」を行いました。

5人の助産師、250名の学生さんを前にして緊張気味。

男子の勇者、10kgの妊婦ジャケットを着けて授業に参加しました。
床の物を拾うにも汗だくだく

ビニール手袋を着けて、胎盤に触れる。
「卵膜って引っ張っても破れないくらい強いんですね。」

生徒達に自分の育児体験を語ったお父さん。

助産業務、妊娠出産について生徒の質問に答える。口頭試験を受けてるような緊張感が走ります。

みんな全力を出しきりました。
来年も頑張ります。
生徒さんからの質問
生徒さんから70項目以上の質問がありました。
いくつかご紹介します。
(1)出産について
- 出産にはどれくらいの時間がかかりますか。
- リズムよく呼吸させるのはなぜですか。
(2)助産師という職業について
- 助産師として最も幸せを感じたことはどのようなことですか。
- 出産する直前にどのような声掛けをすると妊婦さんに安心してもらえますか。
(3)母親について
- 妊婦さんが気を付けるべきことは何ですか。
- 出産の痛みを経験しても、次の子を産みたいと思うのですか。
(4)生まれてくる赤ちゃんについて
- へその緒を切る時、赤ちゃんは痛くないのですか。
- 性別が分かるのは、いつごろですか。
(5)胎盤・へその緒・羊水について
- 帝王切開の時も、胎盤を取るのですか。
- 喫煙・飲酒は悪影響を及ぼしますか。
先生からのご礼状
先生から下記のご礼状をいただきました。一部引用いたします。
メディアの発達の影響もあり、子どもたちは年々変化しているように感じられます。多種多様な情報を簡単に入手できるようになり、(中略)メディア空間のなかでの情報のやり取りが活発になった一方で、現実の「身体」あるいは「いのち」に対する実感は薄れつつあるように感じております。(中略)
今回のご講演では、生徒たちが、現実の「身体」または「いのち」とその尊厳についてじっくりと向き合う機会をいただきました。貴重な経験をさせていただきましたことに、心からお礼申し上げます。